もちろん着る頻度によりますが、スーツの寿命は4~5年が目安になります。高価なら丈夫かというとそうでもないので、意外かもしれませんが、消耗品なところがあります。
痛みの原因となるのは、同じスーツを着回して酷使すること、必要以上のクリーニングに出すこと、が挙げられます。

できるだけ消耗を抑えるには?

同じスーツを着用し続けると負担がかかってしまい、より痛む速度は早くなります。
スーツはしばらく休ませることで回復できる部分もあるので、複数着まわせるものを用意しておくのは大事なポイントです。もちろんご自身でメンテナンスをされることも重要です。
クリーニングはどうしても繊維が傷みやすくなるので、可能な限り汚れてしまったときや、シーズンの切り替わりの際に出す程度に留めるのが無難です。

買い替えの目安は、何度も生地の繊維がつぶされることでのテカリ、またシワがもどりにくい場合です。ブラッシングやアイロンをかけてもテカリが元に戻らないようであれば、繊維が完全に潰れてしまっている可能性があり、時間をおいてもシワが直らない場合がだいぶ傷んでいる可能性があります。

※ポリエステルは丈夫な反面、シワになりやすいです。ウールは霧吹きをして吊るしておくだけでとれてしまうほど、シワになりにくい素材です。

まとめますと、

長持ちさせるコツ

1、 複数のスーツを持ち、休ませながら着る
2、 特にズボンが傷みやすいので、パンツだけ同じものを2枚持つ
3、 自分でもメンテナンスを行う

さいごに

オーダースーツは決して安いものではないと思いますので、できるだけ長く愛用したいですよね。
別の機会でより詳しく生地の特徴に触れたり、メンテナンス方法などもご紹介できたらと思いますので、引き続きお楽しみください。

情報が少しでもご参考になれば嬉しいです。